今回は私が初渡比の際体験した、大変恥ずかしいエピソードをご紹介します。
結論から言います
大金すられちゃいました!!
その流れは以下。
2014年、はじめてマニラに行きました。人生初の海外旅行、しかも一人。
渡比の理由は、英語のスキルアップができると思ったからです。当時の私の英語レベルは人並み以下、TOEIC355点レベル。
ですが、その頃からスカイプ英会話をはじめていて、なぜか英語に根拠のない自信がありました。(今思えばこわいです)
で、スカイプ英会話でほんの少しだけ親しくなったジャ先生が、「空港で待っててくれる」って言うんで、マニラ行きのチケットをとりました。ホテルはとらなかったです。現地に着いたら適当にとればいいと思ってました。(これもこわいです)
セントレア空港発マニラ着のジェットスター便だったので、到着が朝の1時すぎくらいだったと思います。
第一ターミナルに到着し、どっちにいいのかわからず、とりあえず人の流れにのって坂をくだっていったところ、大勢の人が到着を待ってるらしき場所に到着しました。
私はジャ先生を探しました。ですが、そんな親しいわけではないので、顔も正直あまり覚えてませんでした。先生に頼まれたスーツケースをもってたので、彼女から私のことは分かるという設定でした。
20分くらい探しても見当たらず、だんだん不安になってきました。
今でこそ安全になってきたマニラですが、当時はまだGRABやUBERのようなシステムも発達しておらず、ぼったくりタクシー全盛期 でした。
※マニラのタクシーであった恐ろしい体験談については別の記事で書きます
そして、ついに先生が私のことを見つけてくれました!(ラッキー)
あとで聞くと、フライトが30〜60分遅れていたので、何時に着くのかわからなかったとの事。
あと、私とスカイプレッスンしたのもたしか10回以下だったので、「ほんとに来るのかな?」って疑心暗鬼状態だったのかもしれません。
その後、ジャ先生がその辺にいた人と話してタクシーをとってくれて、先生の兄が働いてるっていうホステルに2人で向かいました。
LOKAL HOSTEL (マニラ最安のドミトリー宿)
場所はブルゴスのど真ん中、ローカルホステルという名前の下宿にたどり着きました。
初海外でブルゴスの夜をはじめてみた私は、カオスな雰囲気で、ちょっと不安もありました。
・8人部屋・エアコンなし(扇風機のみ)・・300ペソ
・6人部屋・エアコンあり(男女)・・350ペソ
・4人部屋・エアコンあり(男女)・・400ペソ
・2人部屋・エアコンあり(男女)・・800ペソ
・2人部屋・エアコンあり(男女)・・1200ペソ、シャワー、トイレつき
※800ペソのタイプより広い
シャワー、トイレ共同、朝食つき。
※メニューはスタッフの気分次第、朝食がないときもあり
LOKAL HOSTELのロビー。ファンキーな画が描かれてます(アート好きなオーナーの趣味)
LOKAL HOSTELは2019年に改修し、ドミトリールームの価格改定や、部屋の様相を変えてるので300ペソで泊まれる部屋はもうないようです。
※ホステルのルーフトップからの景色
ちなみに普通の人にはオススメしません。(3階にあり、階段しかないのと、1階のクラブが1晩中うるさい、治安最悪etc)
バックパッカーが好きで、知らない外国人と一緒に寝るのも問題ないって人には、オススメします。当時のマニラで最安料金だったと思います。
わたしは6人部屋のタイプを選び、350ペソを20日泊まるって条件付きで、一泊300ペソにまけてもらいました。
※300ペソ=650円くらい
ジャ先生とお別れして、相部屋になる外国人に挨拶。
バックパーカー用のホステルだったので、ヨーロッパからの旅行者、韓国、アジアからの出稼ぎの人など、
私はローカルホステルを通して、さまざまな人種の繋がりができ、今でも財産です。
その後合計で100泊くらいしたので、オーナーとも仲良くなり、彼の車で一緒に遊びに行ったり今でもします。今でこそ行けませんが、私が帰る度に、いつも暖かく迎えてくれたスタッフは、今でも最高の友人です。
現地で仲良くなった韓国人とイタリア人と一緒に、隣にある Makati Palace Hotel (マカティ パレスホテル) に忍び込んで、
最上階にあるプールで毎日泳ぎに行ったり、夜はヨーロッパとアメリカからバックパッキングできたイケメン3人組と、マカティにあるブラックマーケットって名前のクラブに行って、一晩中踊ったりしてました。
※ホステルで出会った最高の仲間
※ブラックマーケット・・若者に人気のダンスクラブ。確か入場料100ペソ。
※忍び込んだというより、イタリア人、韓国人、日本人って設定がお金もってそうなお客さんにみえたのか、プールにたどり着くまでに警備員がいますが、いつも笑顔で通してくれてました笑
※イタリア人の彼と、MAKATI PALACE HOTEL の最上階のプール
明け方になると、ローカルホステルの最上階にあるルーフトップに目の前のファミリーマートで買ったビールを持って、ほんとに24時間中喋ってました。
というか、お金のかからない遊びをしてました。当時の私は大学生で、お金もありませんでした。
※ルーフトップでの交流会
さまざまな人種の人といろんな英語をつかって、生の英語をコスパよく習得する が目的だったので、とても理にかなった行動だったと思います。
結果、私の英語力は飛躍的にアップしたので、誰かにどうやって英語を覚えたらいい?って聞かれたら、
迷わず、「とりあえずチケットとって現地にいけばいい」って答えます。
※現地に行ってもホテルでひきこもってたら意味がないので、とにかく外に出て、コミュニケーションをとってみましょう。
そんな生活をしてたある日、スケボーでブルゴス通りの坂を軽快に抜けて、アヤラ公園で一人で遊んでた時に、2人のフィリピン人のおばさん(50歳くらい)が声をかけてきたのです。
無視しようかと思ったのですが、日本語で話かけてきたので、話をしてしまいました。
日本語で話しかけてきたので、一瞬日本人かと思ってしまいました。
で、彼女たちから「今からバクラランマーケットに行くから、一緒に来ない?」とお誘いがあり、僕は一緒にバスに乗ってしまいました。
バクラランマーケット
マニラから一番近い、激安店が連なるマーケット。さまざまなものがここで激安価格で手に入ります。スリが多いので要注意。
フィリピンで一番安いマーケットといったら、ディビソリアマーケット ですが、バクラランもディビソリアに並ぶ安さで現地の人でも有名。
バクラランに着いたあと、ランチをとるために3人でジョリビーにいきました。
※ジョリビー・・フィリピンでいちばん安くて人気のファーストフードチェーン。
そこで、例のおばさんが飴をくれたので、いらなかったのですが、目の前でなんか悪かったので食べてしまいました。
その飴が薬だったことも知らずに・・・
私は急に眠気に襲われ、気がついたころにはバンに乗せられていました。確か隣に知らない若い女性がいて笑ってたことは覚えてます。
そして、財布の中身を確認したところ、1000ペソだけが残ってました。
気がついた時には、ブルゴス通りに自力で戻ってきていました。
当時、初のフィリピン旅行で、安宿のホステルにお金を置いておくのが不安だったので、現金のほぼ全てを持ち歩いており、9万ペソ近くを財布に入れてしまってました。
せめてもの仲良くなった?優しさなのか、1000ペソだけ残し、9万ペソ近く2人のおばさんに盗まれました。
指輪やピアスもしてたのですが、全て盗られてました。
私はとても悔しかったので、その足で警察まで行き、事情を全て話しましたが、詐欺師のおばちゃんたちはみつかるはずもなく、なぜかパトカーで警察官とドライブし、カラオケ店で降ろされて、「ここで遊んで忘れていい思い出つくったらいい」的なことを言われて、1日が終わったのを覚えてます。
海外では、
・知らない人についていかない
・現地人が日本語でしゃべりかけてきたらとにかく注意
・現地にいる日本人にも注意
それ以来7年、フィリピンには200回以上行ってますが、2度と同じ事にはあってません。
とても高い勉強代でした。
長い間読んでいただきありがとうございました。
教訓:Experience is the best teacher.(失敗は成功の元)
Regards,
hiro